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部門紹介

リハビリテーション部

お子さんの発達を促すと共に、悩むことの多い育児をサポート

リハビリテーション分野の中でも、小児のリハビリテーションは非常に難しいとされています。
それは、子供たちが成長・発達していく中で、そのお子さんの発達に影響を及ぼす要因が非常に多く複雑だからです。

一人一人のお子さんの個性や能力は同じではなく、お子さんや御家族が抱えている問題も同じではありません。 当然ながら、社会的な環境や生活している環境の違いも大きな要因になります。

お子さん一人一人の発達をより良い方向へ導いていくためには、画一化された訓練やマニュアル通りの訓練では難しいのです。小児のリハビリテーションに求められるものは、知識と技術、そして人間性なのです。

その事にお応えする為には専門のスタッフが必要不可欠です。
当院では個性豊かなセラピストが、それぞれの専門である、理学療法・作業療法・言語聴覚療法・音楽療法を活かして、お子さんの発達を促すと共に、悩みごとの尽きない育児をサポートしていきます。基本スケジュールは月曜~金曜の午前は入園児・者さんで午後は外来児・者さんです。

リハビリテーション部スタッフ
理学療法 PT
作業療法 OT
言語聴覚療法 ST
音楽療法 MT

理学療法PT

毎日の生活を過ごしやすくする為の援助

主に、基本的な運動発達や日常生活動作の獲得を目指したアプローチを行っています。 正常運動発達に沿った運動の要素を中心に、お子さん一人ひとりの能力に応じた運動学習を促しています。

また、重症心身障害をお持ちの方の場合は、呼吸機能の改善・リラクゼーションをベースに安定した体調維持と活動を促しています。

私たちは、
「お子さんたちに精一杯からだを動かす楽しさを感じて欲しい」
「ご家族の方と一緒に悩み、お子さんの成長を一緒に喜びたい」
毎日の生活に寄り添えるような支援をしていきたいと考えています。

理学療法 理学療法 理学療法
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作業療法OT

人と一緒に遊ぶ楽しさを導き出せるように

作業療法では、「楽しく遊べない」「身の回りのことが上手にできない」など、生活の中でお子さんやご家族が抱えている問題に対して、「どうしたらできるか?」「がんばりすぎずにできる方法はないか?」を特性をふまえて検討します。

実践的に遊びや動作そのものを行ってみることや、動き自体の練習や理解の援助、玩具や姿勢の工夫、周囲の環境の調整など、様々な視点からその方とご家族が楽しく過ごすことを目標にアプローチしています。

作業療法 遊んでいる様子
作業療法 ロッククライミング

入園児・者さんには、食事などの日常生活に直接関わりながら、少しでも自分でできる方法を探して練習を行ったり、その方が楽しめる物を感覚面・運動面から評価・検討したりして、より笑顔を引き出せるように関わっています。

外来では、脳性麻痺・自閉症スペクトラム・発達障害と多岐に渡り、一人一人に合わせて玩具や遊具を用いてアプローチしています。

OT室にはブランコやロッククライミングなどもあり、感覚面に敏感なお子さんは刺激を徐々に受け入れられるように、感覚刺激が楽しいお子さんはそれを利用してやりとりの練習やバランスの獲得につなげていけるようにしています。

日常生活動作の食事・更衣・排泄などに関しても動作の練習や実践練習を行っています。

また、ご家族からお話を伺い、実際の自宅での様子や悩みなど、問題を共有して、解決につなげていきたいと考えています。

作業療法
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言語聴覚療法ST

コミュニケーション行動や摂食・嚥下機能の向上

言語聴覚療法部門ではことばやコミュニケーションおよび摂食・嚥下(食べること・飲み込むこと)に困難を抱いているお子さんへの支援を行います。

ことばやコミュニケーションの支援については、「ことばが話せない」・「発音が不明瞭で上手く伝わらない」・「上手くことばを使えない」などのご相談に対して評価を行い、ことばやコミュニケーションの発達を促しながら、「楽しく」・「より豊かな」コミュニケーションの実現を目指していきます。

食べることの支援については、お口の中に食べ物が入ることに慣れていくことや食事形態・食具・食べる為の姿勢の検討などを行い「安全に」食事が出来ることを保障し、口腔機能面の発達を促していくことで「より豊かな」食事が可能となるように支援していきます。

言語聴覚療法 言語聴覚療法 言語聴覚療法
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音楽療法MT

表現方法を探り、人と関わる楽しさを感じる

平成7年から常勤音楽療法士が配置され、平成9年からは
リハビリテーションの一環として音楽療法を行っています。

楽器の音色や歌・リズム等に対する反応や好みを観察し、個人・場面に応じた音や音楽を使いながら、お子さんの動きや発声・笑顔を引き出し、様々なコミュニケーションを促しています。

音楽療法
音楽療法

『音を聴きたい!』『楽器に触りたい!』『一緒にやりたい!!』といった気持ちや意欲を大切にし、音楽を通して人と関わる楽しさを感じていただけるように取り組んでいます。

また、PT・OT・STの治療場面に音楽療法士が介入し、楽器や音楽を取り入れて共同セッションを行う等、それぞれの治療の相乗効果を目指した取り組みも行っています。


その他、保育や余暇活動を利用した音楽活動や院内コンサート、行事でのスタッフを交えたバンド演奏等、
様々な場面で“生の音・音楽”を提供しています。

音楽療法
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