東大寺福祉療育病院 病院長 高橋 幸博 |
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令和4年4月1日から病院長を拝命しました高橋幸博と申します。富和清隆前病院長は理事長として、私は病院長として共に当病院の発展向上に努めてまいります。 当病院は聖武天皇ならびに光明皇后の「動物も植物も含め、共に栄える世の中にしたい」という願いをこめて建立された東大寺の境内にあり、聖武天皇1200年御遠忌記念行事を機に、人々のため共に尽力されたお二人の願いをひとつの形にするために、昭和30年7月に肢体不自由児施設「東大寺整肢園」として開設されました。その後、重症児・者の健康の維持・増進に力を注ぐため、平成20年4月には東大寺福祉療育病院と改名し、平成20年5月には重症心身障害児施設「東大寺光明園」を開設しました。また、 平成21年9月には新たに「人との出会い」「動植物との触れ合い」場として「奈良親子レスパイトハウス」を開設しております。 当病院は、“共に生きよう”、“皆で支え合おう” “ひとりひとりが輝けるように” 、と三つの理念のもとに、障害のある児者の方々に、それぞれの障害に応じた福祉的、心理的、教育的ならびに医療的な発達支援に努めてまいります。 皆様には今後ともご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます。 |
東大寺では、このお二人の願いをひとつの形にするため、聖武天皇1200年御遠忌記念行事として東大寺福祉事業団を設立し、昭和30年7月に肢体不自由児施設「東大寺整肢園」を開設しました。
その後、平成11年1月に重症心身障害児(者)通所施設「華の明」を開設、平成20年5月には、入所児の重症化に対応するため、重症心身障害児施設「東大寺光明園」を開設し、重症児・者の健康の維持・増進に力を注ぐとともに、生活の充実にも積極的に取り組んでいます。
また、入所・通所事業の他に、短期入所事業や地域支援室なども実施しており、地域における役割を果たせるよう努めております。
一方、東大寺境内に「奈良親子レスパイトハウス(平成21年9月設立)」を設置しており、豊かな自然・歴史・宗教的環境の中で、難病や障害のある子供とその家族にいつもとは違った「人との出会い」「動植物との触れ合い」を通じて、今、ともに生きて在ることの意味、喜びを識る時間を提供しています。
今後は、入所・通所等事業及び病院機能(入院・外来)の一層の充実を図り、より良い福祉並びに医療サービスを提供するとともに、医療的ケアを必要とする在宅児への医療支援にも積極的に取り組むこととしています。
東大寺福祉療育病院は、職員一同高い志のもと、利用者の皆様と幸せを分かち合える施設運営に取り組んでまいりますので、何卒ご理解・ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
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