東大寺福祉療育病院は1955年の発足以来、すべての子供の命が輝くことを願って障害児医療と療育事業を東大寺境内で続けてきました。その間、医療や障害児をとりまく環境が大きく変わりました。これまで命を救うことも出来なかった難病や重度の障害児の多くは、家族とともに暮らし成人になっています。それでも、日常的に高度の医療的ケア、専門的な看護介護が必要な子供や在宅養育が困難なため長期入院を要する子供も少なくありません。ケアは主に家族が担っていますが、家族の高齢化や本人の加齢化で入所が必要な方もいます。また、家族のひと時の休息(レスパイト)のための短期入所も欠かせません。
そして、「今、ここで出会えてよかったと誰もが思える舞台」が東大寺境内に実現するよう、皆さんのご参加、ご支援をお願いします。
限られた心身機能のもとで快適かつ豊かに暮らすための研究に参加することで社会に貢献することが出来る