今、ここで出会えてよかったと

誰もが思う施設を目指す

Photo by 植田真司

東大寺福祉療育病院は1955年の発足以来、すべての子供の命が輝くことを願って障害児医療と療育事業を東大寺境内で続けてきました。その間、医療や障害児をとりまく環境が大きく変わりました。これまで命を救うことも出来なかった難病や重度の障害児の多くは、家族とともに暮らし成人になっています。それでも、日常的に高度の医療的ケア、専門的な看護介護が必要な子供や在宅養育が困難なため長期入院を要する子供も少なくありません。ケアは主に家族が担っていますが、家族の高齢化や本人の加齢化で入所が必要な方もいます。また、家族のひと時の休息(レスパイト)のための短期入所も欠かせません。

東大寺福祉事業団は、病院の新築移転に際し、
「どんな病気や障害があっても豊かで楽しい人生を送れることを、誰もが実感できる施設」をめざします。

そして、
「今、ここで出会えてよかったと誰もが思える舞台」が東大寺境内に実現するよう、
皆さんのご参加、ご支援をお願いします。

2025年6月1日
社会福祉法人東大寺福祉事業団
理事長 富和 清隆

私たちが込めた想い

今、ここで出会えてよかったと誰もが思う施設

日本社会にとっての今、歴史上の時代、 そして私の人生にとっての今

ここで

東大寺大仏様のお膝元にあって、
宇宙の広がりと永遠を感じる場所

出会う

家族、友との新たな出会い、
そして自分の命、生きて在ることの気づき。
また、施設やそこで関わりを持てた人々との出会い

私たちが目指す施設

どんな病気や障害があっても豊かで楽しい人生を送れることを、
誰もが実感できる施設

地域に開かれた施設

東大寺境内にあって、
人々が親しみを感じ、
応援し、誇りに思う施設

重症心身障害児者と
その家族を守り、支える

年齢、重症度、住所を問わず、
在宅支援、短期入所、
入所サービスを提供する施設

最重度障害者の社会参加
としての快適研究

限られた心身機能のもとで快適かつ豊かに暮らすための研究に参加することで社会に貢献することが出来る