2021-02-08
節分(令和3年)
「節分」とは「季節を分ける」という意味があります。季節を分ける日は一年間に4回あり、春夏秋冬それぞれに始まりの日が決められており、その前日が節分となります。特に春の始まりである「立春」の前日を「節分」と言い、様々な行事が行われています。立春は、地球と太陽の位置関係によって決められ、だいたい毎年2月4日頃に訪れるため、節分は2月3日になるのですが、今年は124年ぶりに立春が2月3日、節分が2月2日になりました。
節分には、その年の福を司る神様のいる方向(恵方)を向いて巻きずしを食べる習慣がありますが、当院では巻きずしを食べられない方が多いので、毎年ちらし寿司を提供しています。うなぎやいくらで華やかに飾り付け、ミキサー食や胃ろう食には、鬼の絵を描いて節分らしさを表しました。
献立
・ちらし寿司
・八幡巻
・清汁
・節分プリン
※写真は上から、「一口大」「きざみ」「ミキサー」「胃ろう食」です。
2021-01-07
お正月(令和3年)
おせち(御節)料理は、お正月に食べるお祝いの料理ですが、元々は季節の変わり目(節)の大切な日(節日)をお祝いする行事(節句)のために、神様にお供えする料理(節供料理)でした。本来は、お正月だけのものではありませんでしたが、節日の中で正月が最も重要だったため、おせちといえば正月料理をさすようになりました。
元旦のお食事には、お正月らしくお雑煮と数の子や黒豆、今年の干支である丑の絵馬かまぼこなどの盛り合わせを提供しました。お雑煮は白みそ仕立てで、おもちは通常のもちではなくのどに詰まらせる心配のいらないもち風ムースを使用し、美味しく安全に食べていただけるようにしました♪
献立
・お雑煮
・盛り合わせ
※写真は上から、「一口大」「きざみ」「ミキサー」「職員食」です。
2021-01-07
クリスマス(令和2年)
クリスマスは冬の一大行事で、12月に入ると街はきらきらと美しく飾り付けられます。
当園でも、クリスマスツリーやクリスマスグッズを飾り付け、各病棟が華やかで楽しい雰囲気に包まれます。
クリスマス当日の昼食にはお楽しみメニューとして、クリスマスプレートとチョコレートムースを提供しました。ピラフにフライドチキン…とボリュームたっぷりの献立でしたが、残さずに食べていただけました! 特に、かわいい雪だるまのチョコレートムースは、子どもにも大人にもたいへん喜んでいただきました。
献立
・ピラフ
・フライドチキン
・つけあわせ(マッシュポテト)
・ナポリタン
・ポタージュ
※写真は上から、「一口大」「きざみ」「ミキサー」「職員食」です。
2020-12-03
和食の日 (令和2年)
11月24日は、「和食の日」です。和食は、日本人の伝統的な食文化として、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。そのことを記念して、『いいにほんしょく』の語呂合わせで、11月24日が「和食の日」とされ、「日本人の伝統的な食文化について見直し、和食文化の保護・継承の大切さについて考える日」となりました。
当院でも、松茸や栗、柿などの秋の実りを取り入れた「和食の日」らしいメニューを園児・職員のみなさまに味わっていただきました。
献立
・松茸ご飯
・天ぷら
・天つゆ
・ひじきの栗入り白和え
・柿
※写真は上から、「一口大」「きざみ」「ミキサー」「職員食」です。
2020-11-10
ハロウィン(令和2年)
ハロウィンは、毎年10月31日に行われるヨーロッパを発祥とするお祭りで、元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事です。現在では宗教的な意味合いはほとんど失われ、欧米特にアメリカで民間行事として定着しており、それが日本にも伝わりました。
アメリカでは、カボチャの中をくり抜いて「ジャック・オー・ランタン」を作ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家を訪れ「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」と唱えてお菓子をもらったりする風習などがあります。日本では、ハロウィンパーティーやイベントが盛んで、仮装をして集まる日として定着してきました。
当院では、10月30日の昼食に、かぼちゃプリンや紫キャベツのコールスローなどのハロウィンらしい献立やジャック・オー・ランタンやおばけを描くデコレーションでアレンジしたイベント食を提供し、ハロウィンの雰囲気を楽しんでいただきました。
献立
・ごはん
・チーズハンバーグ
・つけあわせ(ブロッコリー)
・紫キャベツのコールスロー
・ポタージュスープ
・かぼちゃプリン
かぼちゃプリンはオバケの絵を描いて、チーズハンバーグはジャック・オー・ランタンを描きました。オバケの絵のチョコペンは固まらないタイプのものを使用し、ミキサーやきざみの方にも安心して召し上がっていただけるよう配慮しました♪
※写真は上から、「一口大」「きざみ」「ミキサー」「カボチャプリン・イベントカード」です。
2020-09-17
セルフサンドイッチ(令和2年)
『いつもと違うごはん』を楽しんでいただこうと、セルフサンドイッチを昼食に提供しました。とんかつ・卵・ツナ&きゅうりから、好きな具材を選んでいただき、一口大の方はふんわりした食パンにはさみ、きざみ食・ミキサー食の方は、パンソフトやパン粥にのせて、それぞれのスタイルで食べていただきました。パンソフトはパンを牛乳に浸してミキサーにかけて成型、食パンのような見た目となめらかなくちどけに仕上げ、パンを食べることが難しい方にも安全においしく食べていただけるようにしました。いつもと違う味わい、雰囲気にとても喜んで食べていただけました。
献立
・セルフサンドイッチ
・ペンネのクリーム煮
・フルーツヨーグルト
※写真は上から「一口大」「きざみ食」「ミキサー食」「パンソフト」です。
2020-08-14
納涼祭(令和2年)
8月10日は山の日、山の恩恵に感謝し、山に親しむ祝日として、2016年に始まりました。本来、山の日は8月11日ですが、今年は開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、8月10日に移動されました。
当院では、山の涼やかな風が厳しい暑さが少しでも和らげてくれたらとの思いを込めて、「納涼祭」というテーマで行事食を行いました。夏が旬の鯵は南蛮漬けにして冷やし、夏でも食べやすいメニューとなっております。とうもろこしやスイカなど夏らしいものを取り入れ、小鉢はお祭りっぽい雰囲気を味わっていただくためにたこ焼きにしました。
献立
・とうもろこしご飯
・鯵の南蛮漬け
・たこ焼き
・清汁
・スイカ
※写真は上から「常食」「一口大」「きざみ食」「ミキサー食」です。
2020-07-17
七夕(令和2年)
七夕は中国から伝わった五節句のひとつで、天の川によって離れ離れになっている織姫と彦星が年に一度カササギの翼に乗って天の川を渡り再会できるという伝説で有名です。また、中国の風習が起源とされる、古くから無病息災を願ってそうめんを食べる日でもあります。
伝統的な行事食のそうめんを天の川にみたて、錦糸卵やお野菜で星空をイメージして色鮮やかに盛付けました。 きざみ食やミキサー食の方にも目で見て楽しんでいただけるように星型に抜いたりして工夫しました。ミキサー食のゼリーはゼリーを色ごとに分けてミキサーにかけ、元のゼリーを再現しました。
お品書き
・七夕そうめん
・豚肉と茄子の味噌炒め
・七夕ゼリー
※写真は上から「一口大」「きざみ食」「ミキサー食」「七夕仕様の配膳車」です。
2020-04-23
花祭り(令和2年)
4月8日は花祭りです。クリスマスは知っていても花祭りについては知らないという方も多いのではないでしょうか。花祭りとは、仏教を開いたお釈迦様の誕生を祝う行事です。お釈迦様が生まれた地とされるのがネパールのルンビニ園の花園といわれており、寺院ではたくさんの花で飾った花御堂(はなみどう)に安置された誕生仏に甘茶をかけてお祝いします。甘茶をかけるのは、お釈迦様が生まれた時に九頭の龍が現れ頭から香湯(甘露の雨)が注いだという伝承に由来します。また、甘茶はかけるだけではなく飲むと無病息災で過ごせると言われています。
当院の花祭りメニューは、ちらし寿司を花御堂に見立て花型の人参やレンコンなどで華やかに盛り付けをしました。また、すまし汁に使用した「たけのこ」は土の中から天に向かって真っ直ぐ伸びる姿が誕生仏に似ていることから別名「仏影蔬(ぶつえいそ)」と呼ばれています。花祭りに好まれて使用される食材の一つです。
当院の花祭りはとても和やかな雰囲気で行われ親しみやすい行事となっています。
〜献立〜
ちらし寿司
鶏つくねとかぶの煮物
清汁
メロン
※写真は上から「並」「一口大」「きざみ」「ミキサー」です。
<管理栄養士 山瀬温子>
2020-02-05
令和2年 節分
2月3日は節分の日です。
季節の変わり目「節分」には邪気が生じると考えられていたため、それを追い払う意味で豆まきをするようになりました。
近年、節分の食べ物として一般的になったのが「恵方巻」です。しかし、海苔巻きは噛み切りにくく飲み込みづらい食材のため、当院での節分メニューは毎年「具だくさんの豪華ちらし寿司」にしています。また、いわしも骨を抜き軟らかく炊いたものを使用しています。
安全においしく!楽しく!そして邪気を払い福を呼ぶという願いを込めて作りました。
〜お品書き〜
具だくさんちらし寿司
イワシのかつお煮
すまし汁(柚風味)
オレンジゼリー
※写真は上から「きざみ食」「ミキサー食」「一口大」「節分仕様の配膳車」です。
<管理栄養士 山瀬温子>
2019-09-17
中秋の名月(昼食)
【献立】
・栗ごはん
・秋刀魚の塩焼き
・付け合せ(ほうれん草の和え物)
・里芋のみそだれ
・えびしんじょうのすまし汁
・お月見デザート
2019年9月13日は「中秋の名月」でした。今回の昼食は子供たちが多く在籍する通園が休園ということで、しっとり大人向け行事食の提供となりました。
メニューは「栗ご飯・秋刀魚の塩焼き・付け合せ(ほうれん草の和え物)里芋のみそだれ・えびしんじょうのすまし汁・お月見デザート」です。
お月見といえば「お月見団子」ですが当院は嚥下障害の方が多くおられるため、もちっとした団子は非常に危険です。団子のかわりに「里芋」「えびしんじょう」を使用し秋らしさを演出しました。
食事を通して季節の移り変わりを感じて頂けるよう旬の食材をたくさん使用しています。
<管理栄養士 山瀬温子>
※写真は上から「並」「一口大」「きざみ」です。
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